ZouGroupの制作とかの日記

　はじめまして。ZouGroupの広報担当兼学級委員、TAKUMAです。ツクールも、魔魅汚Pほどではありませんが、サブ要員的な感じで嗜んでいます。プレイしてくださった方々には制作陣の一人として、感謝の念に絶えません。何人の方がこの記事をご覧になっているかわかりませんが、今月もつらつらと書いていきます。
　
さて、前回は魔魅汚Pが各キャラの紹介を行いました。今回は「制作とかの日記」の名にふさわしく、制作について語りたいと思います。

　実は数日前まで、我がZouGroupは3年目となる恒例の夏合宿を実施していました。メンバーが各地に散り散りになっているので集まって作業ができる貴重な機会です。もちろん社長は不参加です。合宿中は社長への罵詈雑言が飛び交っていました。
　
　肝心の内容ですが、今回はEpisode7、ホラーパートの完成にこぎつけました。こう言うと聞こえはいいですが、合宿初日には「ホラーパートは２、３日で終わらせて、Episode8をやろう」などと言っていました。それが1週間かかったのですから、まあ進捗としてはよろしくない・・・というか過去最悪でしたｗ
　
　何にそんなに時間がかかったのか・・・。終盤の演出です。RPGにホラーゲームをぶち込んでしまったということ自体がおかしいと言えばおかしいのですが、正直なところ、謎解きや仕掛けは完成していました。ただ、その後のストーリーや演出で大いに揉めました（笑）というのも、これまでほぼギャグで突っ走ってきたわけです。なのにこのEpisode7だけすこぶるマジメなストーリーにしてしまったため、まずメンバー間で意見がまとまらない。まとまりかけても、どこか腑に落ちない点があるとまた議論が始まる。また、演出に関しても意見は出るのですが「やってみないとわからない」という魔魅汚Pのポリシーのため、作っては壊す作業を何度も繰り返していたのも時間がかかった原因の一つです。
　
　ついでに、Episode7についてちょっとだけネタバレです。このEpisodeではグラフィッカーの織田信ヤェが可愛いと言ってやまないお姫様がでてきます。このお姫様を巡る一連の騒動がこのEpisodeの本筋ですが、最後は個人的にすごく感動的にしめくくることができたように思います。最後の最後は色々あって感動できないんですけど・・・。あと、本当にホラーゲームみたいになっているのでバンバン死にます。初見殺しくさいところもいくつかあります。ボス戦はしっかりRPGですが、「RPGをやりたくてダウンロードしたのにホラゲーとはなにごとか！」とお嘆きの貴兄のために、ホラーゲーム部分をスキップする救済措置も導入を検討しています。そしてこのEpisodeのラストで、魔王討伐隊は念願の船をゲットします。その船は国の威信をかけて製作された船という設定ですので、とてもゴージャスです。船の構造は全員で１から作り上げました。かなりの自信作ですのでお楽しみに！
　
　そして現在、我々はEpisode8に着手しています。このEpisodeは一言で言うと「和風」です。出てくる敵も妖怪をモチーフにしたものが多かったり、ダンジョンも日本の城をモデルにしたりしています。ある種異世界にきたような感覚を味わうことができます。まあ討伐隊のノリはいつもと変わりませんので安心してください。（笑）

　もうひとつ・・・実はEpisode8の前後（前か後かは現在議論中）に、とある国に上陸します。ここはもう本当におふざけというか（いつもふざけてますが）、没ネタの墓場になる予定です。ストーリー上重要なポイントもいくつか配置する予定ですが、この国そのものにストーリーは無いので、基本的に無秩序な場所になると予想されます。ここにはゲームセンターを設置し、過去にプレイしたミニゲーム（TEではグラジストの射的ゲームなどがそれにあたります）をいつでもプレイできるようにする予定です。景品の有無などは一切決まってませんが、旅に疲れた時はここで束の間の休息をとっていただけたらと思います。

最後に、制作に時間がかかってしまっているという事実に関しては、たいへん申し訳なく感じています。しかし、そのぶんウハウハがいいモノに仕上がっているという実感と自信もあります。我々自身も作っていて楽しいですし、この楽しさを一人でも多くの方に味わってほしいとも思います。PE公開の際はぜひ普通のRPGとは一味も二味も違った冒険をお楽しみください。

それではみなさま、「ロード・オブ・ウハウハ」シリーズ、ひいてはZouGroupを今後ともよろしくお願いします。